「3秒考えて分からなければ、答えを見よう!」
当塾では、自律学習の時間を中心に、各教科や領域に応じて様々な勉強方法を教えています。
その中でも、特に中学生に対して最も多い指導が
「答えを見なさい!」
です。
すると、ほぼ100%の子が
「え、いいの?」
「でも答え見るのはよくない...」
「自分の力で考えないと意味がないんじゃ…」
と言います。
それもそのはずです。
小学校では、答えを見ながら宿題するなんて御法度だったからです。
しかし、勉強する上で、
「答えを見てはいけない」
というのは、完全なる勘違いです。
なぜなら、
【5分考えようが10分考えようが、分からないものはわからない】
これが現実だからです。
それなら、さっさと答え見て
「へー!そうなんだ!」と言って、新たに覚えたり、
「なんでそうなるの?」と逆算して考えた方がよっぽど勉強になります。
自律学習に来たての子達の中で、一番多い質問は
「先生、わかりません!」
「先生、教えて!」
です。
一方、自律学習を長く受講している生徒の中で、一番多い質問は
「先生、解説に~~~って書いてるんやけど、これどういうこと?」
「なんでそうなるの?」
です。
勉強する目的は、
「考えること」
ではなく、
「わかる(できる)ようになること」
です。
そのための手段として、答えを見るというのは、必要不可欠なプロセスです。
✅暗記系なら3秒
✅数学や国語・英語なら10秒
考えても分からない問題はすぐに答えを見る!
答えを見た問題に印をつけて、
2回目、3回目...と繰り返し問題に取り組む中で
わからなかったところがわかるようになればいいのです!
間違った勉強例として、他にも
・英単語を10回書いて覚える
・間違えた漢字を10回書く
などがあります。
確かに、ただ眺めるだけよりは
書くという動作を加えた方が頭に入る人もいるでしょう。
でも、この方法の欠点は
「10回書く」
というところです。
この方法は、
「覚える」ことよりも
「10回書く」ことが目的になってしまいます。
特に小学生に多いのが、
間違えた漢字を10回書いているけど、その漢字も間違えている
ということ…。
これじゃなんのために書いているのかわかりません。
10回という数字を設定するのではなく
要点やポイントを押さえたり、
何かに関連づけて覚えるようにするほうが
よっぽど効率的です!
目的から目を逸らさず
勉強の本質を理解できるのが
当塾の『自律学習』です。
【自分に必要な学習を、自分で考えて、自分で計画的に取り組むことができる】
をゴールに、これからもしっかりサポートしていきます!